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さっき、TVを点けたら、先日、日本芸術院賞を受賞された市川左團次の兄さんとその奥様の特集を放送していた
この手の番組はあまり好きではないから普段はチャンネルを変える所だが
普段から特に可愛がってくれ、世話になっている兄さん御夫婦の番組だし、今日のは最後までしっかりと観てしまった
うん、素敵な話だったな
色々な意味で良かった、良かった
本当に肝が据わっている上に、優しくて愛が有って、尚且つ、厳しさも持っている大好きな兄さんなのだよ
後輩としても、兄さん御夫婦の魅力が伝わる温かい内容にきっちりと纏めて下さったTV局のスタッフの人達に感謝
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さて、今日は父の命日
そして、二年振り三十八回目の俳優祭
今回の実行委員である市川海老蔵さん、尾上菊之助さん、坂東亀三郎さんから僕は長唄「二つ巴」と云う踊りの小林平八郎の役を仰せ遣っている
昨年の十二月に国立劇場大劇場の「仮名手本忠臣蔵」で演じた小林平八郎と同じ相方、尚且つ、殆ど同じ立廻りの手とは云え、早朝の舞台稽古から数えて、一日にトータル四回、泉水の立廻りをしなければならないと云うのも、実はなかなか酷な、と云うか、ハードな話だよな
兎も角、坂東亀寿さんと二人で命を懸ける泉水の立廻りは、今日の夜の部で本当に最後であろう
彼の今の名前として最後の舞台
「これで、死んでもいい」と思える位、演り切れる様に身体を張ろう
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昨日を何とか堪え切った御陰で、篭毬で落球させなかったのが今日でやっと、25打数13安打
辛うじて勝ち越せはしたか
千穐楽まで5割に乗るかどうか引っ張ってしまうのが、我ながら実に僕らしいが
数字で見ると成功率52%と、決して良くはないアヴェレージだけれども
それでも、トータルが5割に乗るのと乗らないのでは、気分的に大きな違いだからな
時間が掛かっても、取り敢えずは一息
芝居や立廻りや日本舞踊とはまた違った緊張感だった
開演前の練習で幾ら命中率高くても“お客さんが入って、あの眩しいライトの中、名だたる先輩達や同輩、後輩を後ろに一発勝負の本番を毎日”と云うのも、心をニュートラルに保つにはなかなか難しかった
本当に踏み留まった感が強いよ
その道のプロではないとは言え、二ヶ月間ちょっとずつ練習してこのアヴェレージ
改めて自分の不器用さを思い知らされる
そして、事も無く演ってのける鏡味仙三郎先生を始めとしたプロの凄さも再認識した
兎にも角にも、二ヶ月続いたマイアタッシュケースの中に撥と毬を持ち歩く生活とも、今日までで一先ずはお別れだ
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何とか辛うじて踏み留まった
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いや、今日は終演後にとても嬉しい事件が起こった
しかも、サプライズで
尊敬する先輩でもあり、大好きな友人でもある俳優の鈴木壮麻さんが、ふいに今、僕が出演している歌舞伎座の楽屋を訪ねてくれたのだ
びっくりして話を聞いてみると、今月は新橋演舞場に出演しているとの事
手紙とかではやり取りはしている物の、逢うのは数年振りだったので、テンションが滅茶苦茶上がって、興奮のあまりに抱き合ってしまった
とは言っても、僕自身は自分のKindleに壮麻さんの歌を落としていて毎日の様に聴いているので久し振りな気がしないのも事実
うん、しかし、それにしても懐かしくて嬉しかった
近々また、食事しながら酒を酌み交わそうとの約束をして別れた
僕が独身に復帰して時間にも余裕が取れるから、タイミングを合わせて早い内に実現させたいね
ちょっとの時間だったけれども、途轍も無く幸福だった
壮麻さん、有難う
普段、僕の日記を読んで性分を知ってくれている人達からすると、今、僕がどれだけ有頂天になっているか分かって貰える事だろう
こう云う幸福がたまに、ふと訪れる可能性が僅かにでも有ると思うと、まだもう少しだけ死ぬには勿体無いと感じる物だよ
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僕は兎角、昔から滅茶苦茶先輩に好かれない、可愛がられない性質の方の後輩だった
いや、「だった」ではない
現在進行形でもそうである
つまりは「だった」ではなく「だ」が正確かな
殊、人に憎まれる、嫌われるのも才能の一つだと言うならば、それについては僕の中で唯一、天賦の物なのかも知れない
全然、欲しくなかった才能だけれどもな
「三國志」に登場する魏延文長の如く、顔に“反骨の相”が顕れている事も有るだろう
また、これまでに形成されて来た性格に因る部分が大半なのだろうし「仕方無い」と、諦めてはいるが、理由は「何故」と、嘆きたくなる位に理不尽極まりない物から、「そりゃそうだ」と、自分でも思う程に至極当然の物まで数限りない
一つ一つ挙げて行ったら切りが無いし、あまりにも自分が憐れになるので、精神衛生上良くない
この場では控えておく
だから、後輩達にはこう云う、僕みたいな人間には間違ってもなって欲しくないし、僕だけは絶対に見習っちゃいけない、と、常日頃から切にそう願っているし、そう伝えている
末頼もしく心強き後輩達も、頼もしくなく心強くもなく全く期待出来ない後輩達も、全ての後輩達には、お客さんは勿論の事、先輩方からも愛される歌舞伎役者になって貰いたい
心からそう思うのだ
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石原慎太郎氏は御自分の事を「侍」と称したが、彼の様な無遠慮、勝手な老人は断じて“侍”ではない
「記憶に無い」のは“呆け”たから記憶に無いだけであろう
だから精々“浪人”が関の山
“浪人”すら勿体無い
“呆け老人”ならぬ“呆け浪人”が相応しい
今更ながらに言う事でも無い
この方は昔からそう云う人間だ
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友達から先月、誕生日プレゼントに貰った「バイオハザード4」以外にも、自分で買った「仁王」、「フォーオナー」、「ニーア・オートマタ」と、PS4版のゲームがTVの前に積んである訳だが
何かと生活が慌ただしくて、まだ一つも封を切ってプレイする事が出来ていない
はてさて、いつ、何から始めようか
どうせプレイするなら、腰を据えてやりたいからな
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だからさ、嫌ならお出になんなさんな
何度も言わせるなよ
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岩埼友宏被告の判決文の内容を読むとさ
やり切れないよな
「被告人の内省が深まっているとは言い難い物の一応は謝罪の言葉が有る事や、初犯である事」って、何だよ、そりゃ
“気持ちが全く無く、態度から滲み出ていて皆が皆、それを分かっているのにも関わらず、形だけの言葉さえ有れば減刑の理由になる”って、おかしな話じゃないか
殺され掛けた被害者の方が今後一生、逃げ回らなきゃならない気持ちに追い込まれるって、それこそ、本末転倒じゃないか
こう云う、被害者の思いが全く汲まれない判決とかの例を見ると
「ベルセルク」に登場する異端審問官モズグズの様な「この男に当たったら絶対に死刑にされる、拷問される、若しくは間違い無く出て来られない」と、被告人が震え上がって脱糞、失禁する位の裁判官と云うのは、幾ら偏っていたとしても必要なのではないか、と、真剣に考えてしまうよ
そして、極端な話“執行猶予”等と云う、加害者の身を一方的に慮った制度が存在するんだから、少なくとも、“少年法”だの“仮釈放”だの“仮出所”なんて、被害者の心を再び喰い破り殺し、加害者ばかりを「これでもか」と甘やかす制度は、僕個人としては存在しなくていい
いや、“存在しなくていい”どころか、“存在してはいけない”とすら思っている
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