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これで、今年、何度目の御詫びだろう

もう、皆さんの目や耳にもお入りと思う

今年七月の大阪松竹座での歌舞伎公演も新型コロナウィルスの影響で、またもや中止になってしまった

実は先週の二十五日には松竹株式会社から通達が来ていたのだけれども、公式の発表に合わせて今日、皆さんに御報告させて頂く

此度もまた、お待たせを長引かせてしまい、大変申し訳無い

僕には詫びるしか出来なくて、本当に歯痒く済まないと考えている

今回ばかりは今までと比べても自分自身、遥かに落ち込んでいる

今月の新橋演舞場、来月歌舞伎座での歌舞伎公演が中止になった時点では

まだ「そうか、想像していたより良くない事態がしばらくは続くんだな」と、思っていた

再来月、国立劇場大劇場での歌舞伎鑑賞教室の中止が決まった時には

「またか、いい加減にしてくれよ」と、正直、憤りの方が強かった

しかし、今回は心を明るく持っていようと決め掛けていた分だけ余計に

最早、落ち込む以外に言葉が無い

四月二十二日の日記では「こう云う時こそ前を向いて」等と手前で書いておきながら

今は圧倒的にネガティヴな考えの方が多く頭の中を回っている

心が荒み掛けている

寺岡平右衛門、くゎんぺら門兵衛、左官屋長兵衛、奴知恵内実は吉岡鬼三太、虎鰒の太十と云った役や清元「長生」、清元「浮かれ坊主」等の踊りを奪われたやり場の無い憤りと恨みを忘れる事は到底出来ない

市川高麗蔵の兄さん、市川猿之助さん、松本幸四郎さんを始め、中村松江さんや坂東彦三郎さん、坂東亀蔵さん兄弟等々

先輩、同輩、後輩達の多くとも連絡は取っているが、皆、心からの危機感を抱いている

ただ、皆、体調は元気なので、それだけは安心して欲しい

今日が誕生日の山崎咲十郎さんも元気な様子だ

これは僕個人の勝手な憶測だが

先週のあんなに早い時期に再々来月の興行の取り止めを松竹株式会社が内々で決断したと云う事は

雲の上の話し合いでは、来月五月六日で一応の期限が来る筈だった緊急事態宣言は、もう遥か前に延長が決まっていたのだろうと確信に近い物を持っている

いやはや、このにっちもさっちも行かない状況は一体、いつまで続くのだろうか

歌舞伎も滅びるかも知れないと云う可能性の恐怖すら涌き出て来たけれど

そうならない様に何とか、今の内に出来る事だけはしておきたい

娘や息子、自分の家族だけじゃなく

歌舞伎、日本舞踊の上のファミリーも守って行かなくてはならない

今はこれ以上、文章が打てない

後は恐らく「政治屋達はだらだらとだらしなく何もせず、保身しか考えていないのに、行政一体何やっているんだ」とか、愚痴や呪いの言葉しか出て来そうにないから

また、気持ちを立て直してから皆さんに向けての日記は書きたい

今日も先ずは御詫びのみで

では皆さん、お互い生きていたらまた逢いたい

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