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  • 2019.05.06 Monday
  • 08:37

しかし
いや、まさか、僕が「寿曽我対面」の工藤左衛門祐経を演るとはね
この狂言には数え切れない位に出ていて、此処の所はずっと、曽我五郎時致を演っていたし、頭から最後まで台詞を覚えている物だから
逆に、どの台詞も飛び出て来てしまう

ゲシュタルト崩壊を起こしてしまいそうだから、気を付けねばならないな

殊に五郎の「宝の山へ」と云う台詞は、言い慣れている癖で、勢いで思わず口から滑り出そうになってしまうから、注意が必要
本当は屋台から本舞台に降りての「高座、御免」の挨拶は、座頭のみがする演出

座頭格ではないし、台詞にも有る通り、まだまだ未熟な自分としてはするつもりは無かったのだが
教えて下さった尾上菊五郎の兄さんが「お前、あれはやった方が派手だし、お客さんの方も区切りが付いて締まるからしろよ」と、言って下さり

また、同座されている先輩方にもお伺いを立てた所

「いいのじゃないか」と、了承をして下さったので、分不相応ながら、今回はさせて頂く事とした
後輩達が舞台の真ん中に立つ今月のこの狂言

上手から見ていて、後輩達は皆、頼もしい
少しは先輩方、後輩達のお父様方に今まで受けて来た御恩の万分の一位は返せるだろうか
「こうやって歌舞伎は連綿と続いて来たのだな」と、実感している

坂東亀蔵さん、中村松江さん、中村吉之丞さん、尾上菊市郎さん達と共に、僕も中年組として役目をしっかりと果たさねばな

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