652
昨日は公演の前に歌舞伎座内で、第103回花道会セミナーと云う、軽いトークショーの様な物をやった
話題は大体、今年の1月からこの5月までに演じた役と、来月に演じる役の話だったり
今年は多く相手役を勤めさせて貰える中村時蔵の兄さん、中村雀右衛門の兄さん、御二人の話
それから、後輩達の話
後は仲のいい連れ達や、少しプライヴェートの事と云った所だろうか
聞き手はフジTVの元アナウンサーで歌舞伎にも造詣が深い吉崎典子さん
流石に良く歌舞伎を御存知なだけの事が有り、とても親身で分かり易く話を引き出して下さったので、僕自身にとっても実にいい時間であった
舞台以外であまり人前に出る場面を作りたくない人間なだけに、お客さんに生の声や気持ちを伝えられる、この類いの機会は、たまにならば本当に嬉しい
吉崎さんにも改めて感謝している
聞き上手な彼女の御陰で、普段は喋らない事も喋ってしまったかも知れないな
思いの外に結構、沢山の人が聞きに来てくれていて有難かったのだけれども、何しろ口下手で、いつも気の利いたトークが出来ない僕なだけに
自分が楽しめたのと同様に、来場した人達が話に納得して、楽しんでくれたのならば幸いなのだがな
喜んで貰えたのかどうか、今となってはそれが気掛かりだ
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651
今晩の「モンテ・クリスト伯」
やっぱりね
僕は伊武雅刀さんとか尾上寛之さんじゃなくて、スタート時点から山口紗弥加さんなんじゃないかと思っていたんだよ
予測は見事に当たったね
坂東亀蔵さん夫妻もこのドラマには嵌まっているとの事で、今月の公演でも亀蔵さんとは楽屋が相部屋だから、その話で盛り上がる日も有ったりもする
木曜日の晩は「警視庁捜査一課長」、「未解決の女」、そして「モンテ・クリスト伯」と、ハードディスクを駆使してもなかなか慌ただしくも嬉しい夜なんだよ
いや、来週も楽しみだね
そして、日が変わって、今日から上映の「ランペイジ・巨獣大乱闘」
後は「ゲティ家の身代金」
それからもう一つ、もう直ぐ上映が終わりそうな「サバービコン」
この三本の映画は興味有るんだよな
時間が許してくれるのならば観たいのだがね
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650
大事件が起きた
呑気にキュリオスティ・コーラとか飲んでいる場合では無い
今まで我が家では豆蔵、紅煉と、二匹の犬(共に雄)と同居していたのだが
今日、公演が終わって帰って来たら一匹増えていた
マルチーズとトイプードルの掛け合わせ、まだ生後二ヶ月ちょっとの雌
名前はまる子である
これがまた、今までの二匹とは別の愛らしさである
楽屋で送られて来た写真を見せたら、同じ犬好きの市川左團次の兄さんや、河原崎権十郎の兄さんにも「可愛いじゃないか」との、御墨付きを頂いた
これからは三匹の犬との同居か
世話は大変だけれども、その分の楽しみも有るし、仕事にも張りが出ると云う物だ
実は友人でもあり、大変に御世話になっている日本画家の河嶋淳司先生
僕が尾上松緑を四代目として襲名した時に、扇子の絵も書いて頂いた方なのだが
河嶋先生に頂いた十二枚の十二支の絵
その内の、今年も勿論、居間に飾らせて貰っている戌年の絵には、黒白の犬、白の犬、茶の犬と、三匹の犬が描かれているのだ
今日来たまる子が白い犬
一番年上の豆蔵が茶色い犬、二番目の紅煉が黒白の犬なので、犬種は違えど、とうとう河嶋先生の絵通りの色の三匹が揃った訳だ
しかも、身内贔屓もありつつの三匹共、器量良し
これで、河嶋先生の御利益と、3カードならぬ三匹の犬の御利益にも与れて、何かいい事が起きるかな
と、実は密かに期待している
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コーラの中ではガラス瓶の180mlのコカ・コーラがかなり美味く得点が高いと思うのだが、フェンティマンスのキュリオスティ・コーラはまた抜群の味であるよな
海外のコーラだから、日本のコーラ類よりもちょっとだけ値が張るけれども、それも納得出来る
また、ジンジャーエールはウィルキンソンの辛口のジンジャーエールが別格だな
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「モンテ・クリスト伯」、面白いじゃないか
今週から観始めた訳だが、これは続けて観たいドラマだな
今期は「警視庁捜査一課長」と云い「未解決の女」、「おっさんずラブ」と云い
「執事・西園寺の名推理」や、忘れちゃいけない「孤独のグルメSeason7」と云い
僕が好きな俳優さん、女優さんが活躍するドラマが多くて楽しいな
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あの、不敵な強面と云い
良く通る低い声と云い
独特の斜め掛かった座り方と云い
切れの有る所作と云い
全てが格好いい
実に引き込まれた
映像や音源だけで、こんなに心を掴まれ揺さぶられるとは
生で体験したらどんな事になるのだろう
是非、神田松之丞さんの講談を生で観てみたい
まさに天才
あれは観ておかなくてはいけない芸だ
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644
いや、今月は本当に、脳内の文字の羅列が何度もゲシュタルト崩壊し掛けた一ヶ月だったな
まさに自分の記憶力、精神力との闘いだった
辛うじて、何とか踏み留まれて良かった
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鉄人、早いよ
衣笠祥雄さん、謹んで哀悼の意を表する
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昨夜、遅くに連絡が来て、今日は駆け込みで歌舞伎座に、盟友でもある演出家の西森英行さんが観に来てくれるそうだ
或る意味、僕の演劇に於いての家庭教師みたいな人だからな
不出来な生徒なりに、非常に力を貰えるので嬉しい
長い台詞を言い操る上で彼から教えて貰ったのは“心の内に有る葛藤と共に、その台詞が大きくは何を目的にして話しているのか、誰に何を思って欲しいのか、それとも、自分の思いを聞いて欲しいのかを手放さない事”だ
何とか此処まで乗り切って来たが、今月の公演も千穐楽まで残り四日
今日も彼の友人として恥ずかしくない舞台をしなければ
また、今日は父の同級生の友人達も来てくれるとの事
これもまた、心強いな
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「演じる」事を生業としている以上
フィクションにはフィクションの難しさ
ノンフィクションにはノンフィクションの難しさがそれぞれ有る
如何に実在した人物を演じているとは云えども、舞台の上では全てが「史実と一挙手一投足、寸分も違っていない」等との御託宣は、どう考えても現実問題として不可能なのだ
それを言われ出したら“歴史を題材とした土台にフィクションを積み上げて、舞台上で説得力を持たせて表現する”事が多々有る我々の商売は成立しない
殊に、義太夫が入らない、化粧が濃くない、七五調ではない、“リアルに極々近い”演目はそのフィクションの部分とノンフィクションの部分の擦り合わせの繋ぎ目が不自然に思われない様に考える、演じる事が大前提の課題だ
歴史が現代に近く、歌舞伎以外のイメージで世界中、日本中に知れ渡っている人物で有れば、それは尚更である
今月、歌舞伎座の四月大歌舞伎の「西郷と勝」で、僕が演じている西郷吉之助もその最たる人の類いで有ろう
フィクションとノンフィクションの緩やかな落とし所を探り、さも“舞台の上で生きている”様に命を吹き込む作業に毎日、苦心しながら勤めている
西郷隆盛と云う人物は確かに実在した英雄の一人ではあるが、それぞれ皆さん個人個人の中に西郷隆盛のイメージは強く存在するだろうとひしひしと感じている
であるから、観て下さるお客さんには、それとはまた気を変えて“フィクションの舞台上での西郷吉之助”だと、大らかな気持ちで構えて頂ければ有難いと思う
そして、政治的な部分の理由は僕の知った事ではないけれども、元から真山青果先生の完成された台本が有るにも関わらず、幾ら「史実とは違っている」から、と云う口実が有ったとしても
そこに口を挟んで改悪するのはどうだろうか
真山先生に対する侮辱に当たるのではないだろうか
長台詞の流れの中で、感情の流れを打った切る不自然な文章を追加させられたり、逆に芝居全般のテーマに関わる様な大切な台詞を無理矢理カットさせられている点、今回、非常に迷惑を被っているのは事実だ
一度、引き受けた仕事だから、例え断腸の思いだったとしても
その感情とは別に、来てくれたお客さんに喜んで貰える様、なるべく原作から逸れぬ様、千穐楽までベストを尽くしてきっちりと勤める、が
自分としては、演るならば是非、真山先生の台本通りの「江戸城総攻」をしたかった
また、僕の個人的見解で言えば“徳川慶喜は極めて聡明な名君である”と思っている
そして、「官軍」、「錦の御旗」と云う呼称には実にいいイメージは持てない
まさに「勝てば官軍」と、「権威を奪った者の勝ち」、「強い者の勝ち」と云う権柄ずくな臭いが嫌と言う程に漂って来る言葉だから
話は変わるが今月のもう一役、「裏表先代萩」の倉橋弥十郎は、それとは一転して歌舞伎らしい役
非常に演り易く、余分な気を回さずに役に入って行けている
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